協力隊時代は、勝浦の魅力を外へ向けて発信してきた大和田さん。任期を終え、その関心は、地域の内側にある暮らしや課題にも広がりました。
「勝浦市も消滅可能性都市と言われています。空き家も増えているのですが、市全体は無理でももっと小さい地域、区の単位だったら自分にも何かできるかもしれない。今は地域の人たちに話を聞いたり、補助金を調べたりしながら、何ができるかを考えているところです」
自分を受け入れてくれた勝浦市のためにできることを模索し、小さなところからでも変えていけたら――。例えそれが大きな利益を生む事業にならなくても、町の活性化につながるのであれば、補助金などを利用するのもひとつの手段だと大和田さんは教えてくれました。
大和田さんはフリーランスとして活動しながら町のために尽力していますが、理想を掲げて実現させるためにはやはり生きていく基盤が必要です。その糧となる仕事は移住希望者にとってもいちばんの悩みどころですが、大和田さんからこんなアドバイスをいただきました。
「私のようにリモートや週に何度か都市部に通うなど、仕事は外(の地域)でと割り切ってしまうのも手だと思います。あとは、求人に載っていない仕事が意外と多くて、そういうものって信頼関係で成り立っているんです。勝浦市は家賃は安いので、小さな仕事、小さな暮らしから始めて、ちょっとずつ人付き合いを広げていったら、いつかうちで働いてみない?というようなこともあるかもしれません。そういうスタートの仕方もありだと思います」