最後に小林さんが感じる馬の魅力や、人と馬とのふれあいから生まれることについて尋ねてみました。
「馬は人が乗ってコミュニケーションがとれる唯一の動物だと思います。馬の体調や気持ちを感じ取り、馬に指示を出して動かすことができると大きな達成感を得られます。そのためにはブラッシングなど馬へのケアも大切です。小さな子どもでも、レッスンに通っているうちに馬の扱いがわかるようになり、自分から必要な馬のケアを行うようになります。そんな経験を重ね、馬との信頼関係を築いていくうちに、あまり話さなかった子どもが明るく話すようになったり、(人としての)成長を感じることも多いです」
乗馬体験やレッスンは4歳から受け付けており、多様な子どもたちが来ていると言います。動物とふれあうことが大好きな子どもはもちろんのこと、中には学校に行けなくなった子どもや、発達障がいなどがある子どももいます。高齢者も乗馬できます。
「これからもマンツーマンのレッスンにはこだわっていきます。馬の気持ちを考え、『乗れてうれしい』という感覚を感じてもらうためです。そして、広く動物のことを考え、動物を守るために何ができるかまで考えてもらえるようになってほしいです。それが私の『使命』だと思っています」
馬たちをやさしい目で見ながら、小林さんは笑顔で教えてくれました。