一宮町の高台にある一軒家。庭の片隅にはいくつものサーフボードが収納されています。東京都から移住してきた古賀さんは、大学時代にライフセービングで海に親しみ、公務員として働きだしてから本格的にサーフィンを始めました。当初は府中市に自宅を構えていましたが、友人と一宮町にもアパートを借り、休みの度にサーフィンに通っていたそうです。
「海から帰ってくるときの夕日や田園風景が心地よくて、こんな町に住めたらなと思っていました。それに、東京に住んでいた当時、長女は内気で運動神経もあまりよくなくて…。子どもがのびのび遊べる環境で暮らしたいという気持ちもありました」
職場に一宮町へ移住した先輩がいたことも大きな後押しとなりました。古賀さんは、先輩の自宅を訪ねて通勤事情などをリサーチし、東京での仕事を続けながら理想の暮らしができるという確信が持てたといいます。
「その頃、この高台の土地が売りに出されていて、当時は周りに家がなく、ここから海が見えたんです。海が見える家なんてなかなか住めない。人生は一度きり。ちょっと思い切ってみようかなと」
その後、一宮町から通いやすい東京駅周辺の勤務地への異動が叶い、1年間のアパート暮らしを経て、2016年2月、高台の一軒家での暮らしをスタートさせました。