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人もペットも老後を考え、医療体制の整った佐倉市へ北海道から移住

人もペットも老後を考え、医療体制の整った佐倉市へ北海道から移住

佐倉市(北海道→佐倉市:2024年~)

大内 夢衣花さん(香取おみがわ医療センター眼科医長 眼科専門医)

都心から電車で1時間ほどの距離に位置する佐倉市は、県立自然公園に指定されている印旛沼や里山の風景など豊かな自然が多く残っています。持ち家率は県内3位と高く、広い家でゆったり暮らしたい人たちに人気のエリアです。そんな佐倉市に北海道から移住し、医師として活躍する大内 夢衣花さんにお話を伺いました。

大きな鳥を飼いたい、その夢をかなえる戸建ての住まい

大内さんは北海道札幌市生まれ。旭川医科大学を卒業したあと、札幌医科大学付属病院の医局に就職し、実家から通っていたという生まれも育ちも生粋のどさんこです。

「大きなインコが飼いたくて、いずれは戸建ての住宅に住みたいと思っていたんです。鳴き声や音が気になるので、マンションという選択肢はありませんでした」と話す大内さん。

趣味を通じて知り合った夫は福島県いわき市出身。東北の中でも日照時間が長く、気候も温暖な地域で育ったため、冬の寒さが厳しい北海道ではなく、本州への引越しを熱望していました。ではなぜ、本州の中でも千葉県を選んだのでしょうか。

「関東は動物病院が多く、全国でも珍しい鳥の専門医が千葉県にいらっしゃったというのが大きな理由ですね。佐倉市には東邦大学医療センター佐倉病院という大きな病院があり、人間にとっても心強い場所。老後のことを考えると、10分や20分で救急医療にかかれるというのは大きな安心感につながります。ペットも人間も、医療第一に住む場所を選びました」

住む場所と家を決めてから職場を探し、香取市の「香取おみがわ医療センター」に就職した大内さん。佐倉市の自宅から職場までの通勤時間は、車で約1時間。自宅から動物病院までも約1時間でアクセスできます。

「成田空港まで電車で約20分なので、北海道の実家に帰省するときにも便利な立地なんです。新千歳空港行きの飛行機がある茨城空港へも1時間30分程度なので、タイミングによって2つの空港を使い分けています。昨年の10月は2週連続で実家に帰る用事があったのですが、その時にも北海道へのアクセスのよさを実感しました」

地域医療に従事し、技術や知識のスキルを高める

  • 眼科医長として、眼科全般を診察
    眼科医長として、眼科全般を診察

眼科の専門医である大内さん。現在の職場である「香取おみがわ医療センター」は、転職サイトを通じて巡り合ったといいます。

「非常に働きやすい病院ですね。一連の検査をするための道具が揃っていて、スタッフの技量も非常にレベルが高い。フレックスタイム制などにも柔軟に応じてくれるので、家族やペットのための時間がとりやすいのも嬉しい」と新しい職場環境に大満足の様子。

診察は白内障手術を中心に、緑内障、網膜疾患、アレルギーなど眼科全般に携わっています。
「白内障や翼状片など、目の病気はご年配ほどかかりやすく、視力が落ちて運転免許の更新ができなかったという声も聞きます。千葉県は眼科医の数が少なく、足りていないという話は聞いていましたが、実際に札幌よりも千葉県の方が眼科医のニーズが高いように感じています」

視力が落ち、手術前は気落ちしていた方も、目の治療をした後は見違えるように美しく、生き生きとされるそう。「そんな姿を見るとモチベーションが上がる」と微笑みます。

日々の治療に従事するだけではなく、千葉大学医学部附属病院の医局で勉強を重ね、最新の技術や知識をアップデートしているとのこと。
「白内障の手術は行っていますが、現在、緑内障の手術に関しては大学病院へ紹介している状態です。でも、車の運転ができない、バスのアクセスが悪いなどの理由で大学病院に通院することが難しい方も多い。だから、自分のできることを増やして、大学病院に行かずとも、ここで治療を完結できるようにしていきたいと思っています。千葉大学の先生の指導を受けながら自分のスキルをさらに高め、地域医療を盛り上げていきたい」

  • 最新の医療機器を備えた「香取おみがわ医療センター」
    最新の医療機器を備えた「香取おみがわ医療センター」
  • 1階の1フロアに各診療科を並べた「ホスピタルストリート」。1フロアに各科の診察室を集めることで利用者の負担を軽減
    1階の1フロアに各診療科を並べた「ホスピタルストリート」。1フロアに各科の診察室を集めることで利用者の負担を軽減

自宅ではインコたちと楽しい鳥ライフを満喫

千葉県に来てからお迎えしたヨウム。人の言葉を理解して会話することも可能なほど、高い知能を持っている
  • 同じく千葉で新しい家族となったシロハラインコとコガネメキシコインコ
    同じく千葉で新しい家族となったシロハラインコとコガネメキシコインコ
  • 北海道から一緒に引越してきた2羽のサザナミインコ
    北海道から一緒に引越してきた2羽のサザナミインコ

新築の自宅には4.5畳の部屋を「インコの部屋」として用意し、インコ専用の空間で飼育しています。実は大内さんご夫婦は2人とも喘息の症状があり、舞い散った羽根が喘息に影響してしまう可能性も。そのため、自由に羽ばたくことができ、しっかり換気ができる鳥たち専用の部屋を設けました。

サザナミインコ2羽は、北海道から一緒に引越してきた古参の家族。大人になっても体長は12~13cmと小型で「帰って来るとすかさず肩にのってくれる。かわいくてたまらない」と目を細めます。佐倉市に住んでからお迎えしたのは、体長30cmにもなるヨウムとシロハラインコ、コガネメキシコインコの3羽。おしゃべりが大好きで、「知ってはいたけれど、実際に飼ってみると声が大きい!と思いました」

小さいインコと大きいインコは別々の籠に入れ、朝と夜にそれぞれの籠から出して羽ばたかせる“放鳥タイム”を設けています。

「シロハラインコはフレンドリーですが、ヨウムは夫のことが嫌い。オスなので、夫に嫉妬しているようです(笑)。インコは犬や猫と同じか、それ以上に感情が豊か。佐倉市に移住して、鳥ライフがとても豊かになりました」

自宅の1室がインコのための専用部屋

野鳥の観察スポットもたくさん。推し活にも最高の環境!

ペットの写真を愛おしそうに見せてくれる大内さん

「印旛沼や利根川沿い、シギ・チドリの群生地である幕張など、関東ならではのバードウォッチングの名所が近所にたくさんあります。シマエナガという北海道で大人気の小鳥がいますが、千葉にはチバエナガという個体群がいるそうで、とても見てみたいです!」

自宅の目の前には公園があり、ムクドリやヒヨドリ、シジュウカラなどの野鳥が遊びにきます。北海道で見かける野鳥とはまったく異なり、それも興味深いと話す大内さん。
「最寄りの駅は京成電鉄のユーカリが丘駅。緑のある場所を自宅に選んだので、宅地ですがそこそこ自然も残っていて、北海道から引越してきても戸惑いはありませんでしたね」

自然がありつつ、「千葉県だと行きたいところにすぐ行ける!」と嬉しそう。東京だけではなく、茨城県や栃木県などいろいろな場所にアクセスしやすく、TVなどで見かけた話題のスポットやグルメなどを体験できるのがいいと話します。
「上野の国立科学博物館で鳥の特別展をやっていたときに見に行きました。上野まで自宅から乗り換えなしで1本! 北海道に住んでいたら、行きたくても諦めていましたね…」

鳥の飼育のほか、ゲームやプラモデルなど多彩な趣味を持つ大内さんご夫妻。
「北海道では行列に並んで購入していたものも、東京の専門店でたやすく買える。イベントにも参加しやすいし、ここは推し活を満喫できる最高の環境なんです。しかも千葉県は山も海も森もあり、ローカル鉄道など地域特有の見どころがたくさん。鉄道の動画を見ながら、次はどこに遊びに行こうかなとワクワクしているところです」

北海道と違う点で驚いたのは道路事情で「道が大変細くて、くにゃくにゃ曲がっていることに驚きました。いま頑張って慣れている途中」とのこと。嬉しかった点は、冬の日照率の高さ。「毎日、こんなに晴れることにびっくりしました。冬が明るい! 夫はどんよりした北海道の冬空や寒さが苦手なので、とても喜んでいます。北海道から持ってきた冬服はまったく出番がありませんね、秋服で十分。暖房費も安くなったし、ソーラーパネルの発電効率も高いようです」 

地域医療という意義深い仕事をしつつ、プライベートではインコにバードウォッチング、ゲームやプラモデルと多彩な趣味をエンジョイしている大内さん。仕事も遊びも大満足の千葉ライフを送っているようです。

本稿は、2025年2月の取材に基づいています。

人もペットも老後を考え、医療体制の整った佐倉市へ北海道から移住

プロフィール

医学博士 大内 夢衣花さん

家族構成 夫婦、ペット(インコ4羽)
職業 香取おみがわ医療センター 眼科医長 眼科専門医
住居 新築の一軒家

相談窓口

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