ちばで働く
WORK
海外出張にも便利な成田に住んで、日本の空の玄関口で働く
成田市（東京都→成田市：2007年～）
Nさん（会社員）一家
「旅にまつわる仕事がしたい」と空港職員になったNさん。職住近接を実践すべく成田市内にマイホームを構えて17年。多忙なときには1ヶ月に1度の割合で海外出張があるそうです。仕事の上でも、趣味の海外旅行を家族と楽しむ上でも、「成田以上の環境はない」と、今の暮らしぶりに満足しています。
就職を機にJターン移住
国内外100を超える都市への路線を有する成田国際空港。その運営・管理を行う成田国際空港株式会社（NAA）に勤務するNさんは、就職を機に成田市で暮らし始めました。
Nさんの出身は茨城県鹿嶋市。大学進学に伴い東京暮らしを始め、就職と同時に成田市へ。最初は空港近くの独身寮に入り、その後、八千代市住まいを経て、2007年に成田市に居を構えることに。
成田に家を持つと決めたのは「実家にも職場にも近い場所だから」とNさん。いわゆる“Jターン”を選択し、市街地から少し離れた住宅地にマイホームを構えました。
気になる通勤時間は?
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第2ターミナルの出発ロビー。いつ来てもワクワクします -
見学デッキからの眺め。飛行機好きにはたまりません
NAAの本社ビルがあるのはJR・京成電鉄の「空港第2ビル」駅近く。Nさんは成田スカイアクセス線の「成田湯川」駅から電車通勤しています。
自宅は空港から近い距離にあり、自然豊かな環境で、「職場までの通勤時間は約30分」。近所には「エアラインや航空関係の方もたくさん住んでいる」そうで、「ご近所の方を空港内で見かけることもある」といいます。
海外出張も成田空港から便利に
Nさんの勤務先はNAAのエアライン営業部。各国のエアラインを相手に新規路線の誘致をしたり、既存路線のプロモーションなどを行う部署です。
「国際会議への出席や、各エアラインを訪問して、成田に就航するメリットをアピールし、エアラインの新規就航や増便をはかっていくことが主な仕事です。アジアの他の空港との競争や、羽田との差別化など、取り組むべき課題は様々。新規就航には政府観光局や関係機関との連携も必要で、成田就航への需要の盛り上げも大切です。既存路線に関しては、どのように路線を維持・拡大してもらうか各エアラインとのコミュニケーションが重要になってきます」
国際会議とエアライン訪問を合わせると、「一番多い時で1ヶ月に1度は海外出張があった」というNさん。「やはり海外出張の時は空港に近い成田に住んでいてよかった」と実感するといいます。
また、「1ヶ月に数回エアラインの東京オフィスを訪ねる」Nさんにとって、「電車を使って1時間強で都心に出られる」成田は便利な場所。「午前中は自宅でリモートワークを行い、午後から得意先をまわることもある」という柔軟な働き方を実践しています。
仕事＆趣味に成田の地の利を活かす
学生時代、アジアを中心にバックパック旅をしていた経験から「旅にまつわる仕事に就きたい」とNAAに就職したNさん。職住近接の面からも「住む場所は千葉県内一択だった」といい、現在も成田暮らしに満足しているとのこと。
「海外とのつながりがある仕事をしている人にとっては、これ以上の環境はないと思います。また、1時間あれば東京に出られるので、都内に通勤しているご近所さんもいますし、子どもが都内の学校に通学することも可能です。生活するのに不自由なことはないうえに、少し行けば豊かな自然も残されている。特に、コロナ禍では、近くの里山などを散歩することで気分転換ができて助かりました」
週末には「県内の道の駅や産地直売所に出向いて新鮮な野菜など千葉の美味しいものを堪能している」というNさん。今後は「コロナ禍で控えていたプライベートでの海外旅行も増やしていきたい」と話し、実際、一昨年の年末には「家族と妻の両親と一緒にシンガポール旅行に行った」のだとか。その旅行を「息子にとっても良い経験になった」と振り返るNさんは、仕事が縁で暮らし始めた成田の“地の利”を趣味にも十分活かしています。
プロフィール
成田市
Nさん
| 家族構成 | 夫婦、息子2人 |
|---|---|
| 職業 | 会社員 |
| 住居 | 一軒家 |
| 支援制度利用 | 無 |