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地域おこし協力隊 COOPERATOR 地域おこし協力隊 COOPERATOR

多古町/鈴木 咲希さん

多古町/鈴木 咲希さん
着任日

2021年7月

前職

外交関係

移住前の居住地

千葉県千葉市

担当業務

フリーミッション

地域おこし協力隊に応募した理由を教えてください。

元々、国外で仕事をしていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で外国に関係のある業務が一切なくなってしまいました。国内で何ができるか考えたときに一番に浮かんだのは「自然が多いところで、自分の得意分野を伸ばしながら起業に繋がる仕事がしたい」ということでした。地域おこし協力隊のいわゆるフリーミッションに近い形態であれば実現できると考え、地域おこし協力隊に応募しました。
特に決め手になったのは、地域おこし協力隊であれば、今まで経験したことのない職種であっても知識と経験を積みながら、地域に貢献できるかもしれないということです。新しいことに挑戦しやすい、そして地域で活き活きと活動している方々の一員になれるかもしれない、そんな希望があり、多古町の地域おこし協力隊に応募しました。

活動内容について教えてください。

現在は前職を活かして『国際交流』と新しい挑戦として『幼児教育』を軸に活動しています。
国際交流では、今までの繋がりを活かしながら南米と多古町の架け橋になれるよう、イベントやワークショップの企画と運営を行っています。
幼児教育は、今まで関わったことのない分野でしたが、活動初期から「森のようちえん」という子どもの自然体験活動を促進する団体の立ち上げをメンバーの一人として行い、保育士免許も取得しました。子どもたちを対象にしたイベントも企画するようになり、この活動を通して、将来自分が実現したいビジョンが明確になりました。

地域おこし協力隊としてのやりがいを感じることはどのようなことですか?

今では、多くの方から多古町は新しいことをたくさん取り入れていていいねと言ってもらえます。自分だけの力ではありませんが、そう言っていただける理由の一つであると感じ、とても嬉しいです。
協力隊になる前には持っていなかった自分のスキルや経験がどんどん増えているので、自分の人生にとっても大きくプラスになっていると感じます。

活動を開始する前に不安だったことや活動を開始して大変だったことはありますか?

当初は、協力隊前に持っていたキャリアで多古町に貢献できることは無いと感じていました。どうすれば、自分らしさを捨てずに多古町を盛り上げられるだろうかと、まずはたくさんの人に出会い、町内の活動にお手伝いとして何でも参加するようにしていました。色々な方の意見を伺い、貴重な時期ではありましたが、少しずつ自分らしさと将来へのビジョンが見えにくくなっていると感じることもありました。

今後の予定や挑戦してみたいことを教えてください。

国際交流の事業は、より多くの方に経緯や想いが届くように活動を続けていきたいと思っています。当初よりも、責任や周りの方への感謝を強く感じており、見栄を張らず両地域の等身大の良さを伝えられるように、活動を継続していきます。
幼児教育では、今は運営補助がメインですが、保育士の免許を活かした活動を始めたいと考えています。こちらも町内の方と協同しながら、できることから始めていきたいと思っています。
最後に、協力隊になってから経験した業務のひとつにグラフィックデザインや動画制作があります。
この業務は自分に合っていると感じ、仕事が楽しい理由の一つです。この分野も積極的に挑戦し、町のPRに繋がるスキルになればと思っています。

1日のスケジュール

7:30

起床

8:30

業務の開始

9:00

所属先の定例ミーティングに参加

10:00

森のようちえんへスタッフ参加

11:00

地元の生放送ラジオに出演

12:00

昼食

13:00

イベントの企画・準備

15:00

各担当部署との打ち合わせ

16:00

イベントの企画・準備

18:30

業務を終了し帰宅

19:00

帰宅して夕食

20:00

資格取得のための勉強

23:00

就寝

多古町に住んでみてどうですか?

元々何の繋がりもなかった町なので、知り合いは一人もいませんでした。移住前のイメージは、正直、田舎特有の地域の繋がりを大切にしつつ、新しく外から入ってきた者にとって馴染みにくい地域であることを想像していました。しかし、実際は多古町には、新しいことや、突拍子がないことでも、応援してくださる方がとても多いです。そして、地域おこし協力隊の制度が始まる前から、町外と町内の方が同じ志をもち、町内で活動している団体がいくつかあることが分かりました。多古町には活気があり、新しいことをどんどん受け入れて、実現に協力してくださる方が多いと感じます。地域おこし協力隊として、活動を始め、応援をしてくださる方、イベントの運営に協力してくださる方、私らしさをそのまま受け入れてくれる方がたくさんいるので、何かに挑戦しやすい環境です。そしてその環境を創り出している先頭に町役場があることに驚くと同時に感謝しています。

多古町だけでなく、地方と呼ばれる地域は実際に中に入ってみないとわからない独特の雰囲気は確かにあると思います。地域おこし協力隊として地域に入ると、周囲の期待とやりたいことのジレンマで悩むこともあるかと思いますが、その悩みを真剣に聞いてくれるのが多古町で地域おこし協力隊をやっていて一番感謝していることです。失敗してもいいからやってみたら?そう言ってくれる方がたくさんいるので、何かに挑戦しながら、地域の活性化に繋げたいと考える方にはピッタリの町だと思います。

インスタグラム(地域おこし協力隊全体)
https://www.instagram.com/tako_kyouryokutai/

インスタグラム(個人)
https://www.instagram.com/bolivia_tako.s/

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