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地域おこし協力隊 COOPERATOR 地域おこし協力隊 COOPERATOR

白子町/小林 弘典さん

白子町/小林 弘典さん
着任日

2021年4月

前職

飲食広告会社

移住前の居住地

埼玉県越谷市

担当業務

移住定住

地域おこし協力隊に応募した理由を教えてください。

友人からの紹介がきっかけでした。
もともとは週末サーファーで仕事の休みの合間で九十九里へ来ていました。その時サーフィンつながりで知り合った方から『白子町で地域おこし協力隊』を募集していることを聞き、その名称すら聞いたことが無かったですが地方創生には興味があったのと、個人事業主で仕事をしており電波環境さえ整っていればできる仕事だったので応募しました。

活動内容について教えてください。

任意団体の【白子GENKIプロジェクト】の立ち上げ。

白子げんき夏祭りの開催。
2022年に盆踊りをメインとした夏祭りの初開催。コロナ明け直後ともあり、町の人口の半分の5千人が来場。
2023年は2日間に規模を拡大し、出店者様なども昨年の倍。そして祭り最後には打ち上げ花火をあげました。

白子げんき朝市の開催
町唯一のスーパーが無くなった町に朝市の開催。
町唯一のスーパーが無くなり、いわゆる“買い物難民”を救うべく町内の事業者を集め2か月に一度開催。
各開催には15~20店舗ほど集まり盛り上げていただき、2023年は合計6回開催。集客は毎回500~1000人ほど。

学生ボランティアの招集
学生ボランティアを集め、普段の学生生活では体験できない夏祭りや朝市といったイベントごとの運営補助や農業作業の補助をしていただき、町民との交流を図る。ゆくゆくは白子町に興味を持ってもらう狙いです。

地域おこし協力隊としてのやりがいを感じることはどのようなことですか?

町が抱える課題や、町づくりの一端を担えるという事でやりがいを感じています。
その他、自身主催のイベントなどを通して町民の方たちとの交流ができる点、また活動することにより応援してくれる方が沢山いることが活動のモチベーションへと繋がっています。

活動を開始する前に不安だったことや活動を開始して大変だったことはありますか?

活動する前は特に不安などなく楽しみの方が強かったです。
着任後は大変なことばかりでした。まずはゴミ出しルールの把握。基本自治会へ加入していないとゴミ出しができないなどありました。また町民の方とのコミュニケーションをとる中で、方言があるため聞き取るのが大変でした。
その他活動に際して、よそ者へのアレルギー反応はすごく体感した次第です。ただ活動していく中で時間はかかりましたが、今では応援してくれる方もだいぶ増えました。

今後の予定や挑戦してみたいことを教えてください。

町内での独立です。
町には打ち合わせできる場所や、ブランチできる場所、仕事ができるカフェや施設がない為、カフェメインの飲食店を開業したいと思っています。

1日のスケジュール

6:30

起床

7:00

サーフィン

9:00

出勤 業務開始

9:30

予定とメールチェック

10:00

外出

11:00

町内事業者打ち合わせ

12:00

ランチ

13:00

イベントなどの資料つくり

16:00

帰社 メールチェック

16:30

日報月報作成

17:00

退勤

17:30

ランニングor筋トレ

19:00

夕食

22:30

就寝

白子町に住んでみてどうですか?

【移住前】
移住前は楽しみが強く不安感などはありませんでした。
特に以前から週末はサーフィンしに白子町周辺へお邪魔していたので、温泉など入ったりして満喫していました。
【移住後】
コロナ禍での着任だったこともあり移住後は、町内の方とのコミュニケーションが取れないなど、沢山の制限があったことを思い出します。そしてゴミ捨てについても戸惑いがありました。ルールが細かく分かれており、かつ自治会員でないとゴミ捨てができない雰囲気がありました。
ただそんな中でも、町民の方でサポートしてくださる方も居て非常に助かりました。その方が居なければ帰っていたかもしれません(笑)
千葉県と言ってもそれぐらい白子町は田舎町で1万人しか人口はいませんし、海沿いの町ともあり言葉遣いもすごい方が多いです。今ではだいぶ耳も慣れて聞き取れるようになりました(笑)
そしてこの4月で丸3年経ちますが、多くの町民が応援してくれてイベントごとなども参加してくれているので根気よく続けてよかったと思っています。

千葉県白子町は九十九里浜南部に位置しており、九十九里浜の砂浜と内陸部は田園地帯が広がる農業と観光の町です。また町には「ヨウ素成分の温泉」があり薄く黄色がかっていることから「黄金の湯」とも称され美肌効果や保湿効果に優れていると言われております。
2月下旬には河津桜が見頃を迎え、5月には特産でもある白子たまねぎの収穫時期を迎え収穫体験やたまねぎ祭りが開催されます。3月10月には白子神社の例祭が行われ、全国屈指のテニスの町として全国大会も開催されます。またテニスのほかサーフィンやフットサル、グランドゴルフなどさまざまなスポーツを楽しむことができます。
その他、天然ガスが沸いていることもありガスを多く使う事業者や地域住民にとってはガス代が安く済むというのはこのご時世非常に良いことではないでしょうか。

また協力隊としては、良い意味で“何もない町でなんでもできる町”だと思います。
方言交じりの言葉など戸惑うこともあるとは思いますが、基本的には皆さん親切な方が多く、頑張っている人には応援する。という風潮に見えます。山はないですが海があって温泉があり、農業が盛んでスポーツが楽しめてガス代が安い町。そんな町で事業をやりたい方や田舎暮らししてみたい方大歓迎です。

隊員が所属する市町村はこちら