「千葉の風景が好き」と話す佐々木さんの“ちばらしい暮らし”のひとつに休日の鉄道旅があります。
「鉄道の旅は風景をじっくりと眺められるのがいいところ。千葉は鉄道でグルッと1周できますが、僕はもう何周かしています(笑)。特に好きなのは外房の勝浦・鵜原あたりから上総興津、鴨川の太海くらいまでの海沿いの風景。どことなく父の故郷の新潟上越の風景にも似ていて気に入っています」
また、千葉には個性豊かなローカル線が多いのも魅力の一つ。
聞けば、「つい先日も家族で千葉の鉄道旅を楽しんできた」そうで、「小湊鐵道と、いすみ鉄道を乗り継いで房総半島を横断するのは楽しかったですね。途中、足湯に浸かったり、運良くトロッコ列車にも乗れて大満足でした」と目を細めます。
さらに、まとまった休みが取れるとJRの「青春18きっぷ」を駆使して遠方にも足を伸ばすという佐々木さん。その動機を「自分が栽培している伝統野菜が、元々どんな環境で育ってきたのか見てみたい」と話します。
「土の状態や気温などを肌で直接感じることができると、自分のやり方に自信が持てたり、その後の栽培のヒントがもらえたり、得るものが大きいですね」